2010年03月15日

4年の出会い


今日で、畑の教室を閉めました。
オーハラーボのみんなをご招待して、
女の子たちが予め一生懸命用意してくれたおやつ(特別な!)を
みんなで食べました。

一緒におやつを食べることが、
いつでもこの活動の芯になっていたように思います。
とりわけ、自分でおやつをつくるようになってからは。


畑の教室は、大原の小学生たちが放課後に集える場所をつくろうと、
もともと大学院の先生がはじめた活動でした。
その頃は名称も違っていたし。

つくだ農園で引き継いで、3年。
畑の教室に名称を変えたのが昨年です。

大学院の施設の大きな民家が使えなくなった昨年、
これでもうやめた方がいいかもしれないと思ったのですが、
施設がなくなるからやめるなんて、なんか口惜しかったし、
もしかしたら屋外でも、トイレも水もなくても
子どもたちが遊ぶ場所は生まれるかもしれないという思いで続けることを決めました。

それに、毎週のように子どもたちと遊びにきてくれる大原の方がいて、
そのひとが、外でもできる、小屋を造ればいいと言ってくれたことも後押しして継続を決めました。


そういう経緯があるのですが、
わたしにとってはこの4年間子どもたちと毎週会うことができて、
人間的に成長したとか、いいことをしているとかそういうことではない、
やり続けることの意味みたいなものをずいぶん考えさせられました。

なぜ、じぶんはこれを続けているのか。
結局なぜかははっきりとは言えません。

でも、毎回必ず子どもたちがきてくれたし、
会えば楽しかったので続けられたと思っています。

今の状態が絶対続けられない訳ではないのですが、
なにかあってからやめるのではなくて、
自分で選択してはじめたことを、自分で閉じることが必要な気がしていました。


4年で学んだことと言えば、子どもという存在は、子どもではなく人であるということでした。
小さい人たちです。

彼らや彼女らは個性が体から溢れ出ていて、
自分自身の個性についていろいろ悩んだり、人の個性を羨んだり、その逆のこともそうですが、
そういったことがなくて、個性のままに生きている存在であることが
ほんとうに楽しいことだということを知りました。


活動自体は閉じましたが、
人同志としての関係は残っていくので、それがどう成長していくのかこれからも楽しみです。

すてきな時間でした。
ありがとう。
posted by たみ at 20:36| Comment(1) | 畑の教室

2009年12月02日

畑の教室:冬


久々に、畑の教室の写真を公開します。

毎週月曜日の3時〜5時、子ども達が遊びにきます。
長いこと使われていなかった畑を一枚開いて、
そこに小さな小屋をたてました。

季節は冬。
子ども達は、元気に外で走り回ります。

「冒険」といって、山の斜面を歩き回ることがはやっていて、
そこにはこんな形の木がはえています。
子ども達はこの木を「ぐるぐるのき」と呼んで、
誰が一番高いところまで登れるかを競います。

別に無理をして上を目指すのではなくて、やっぱりこわいから自然と登れる高さは決まってくるみたいです。
高くまで登れる子どもはちょっと得意げです。

これは、(別の)畑を貸してくれている大家さんちの柿です。

「とってええでー」と言われていたので、子どもと一緒にとってきました。
もう、2つしか残っていなくてそれ以外は全部食べられていました。
思った通り、おいしい柿でした。

こんな風にして遊んでいると、すぐに2時間が経ってしまうのですが、
それでもこれからの季節は寒さが厳しくなるから防寒を考えます。

例えば、小屋の一角を壁で囲ってそこに薪ストーブ(そんなに高くないの)を置こうと思っています。

壁にはもちろん、絵を描いて。
これだーれ?そっくり!


ここは寒くなったら避難するという場所になります。
寒がりの子も、これで大丈夫。でも子どもはだいたい寒さに強いですね。

夕方の日が、やさしく差し込みます。

ドラム缶で燃やしている火の煙に飛び込んでいく子ども達。
煙って、とってもワクワクするのだそうです。

この日のおやつは、チョコレートとミックスベリージャムのパウンドケーキ。
好評でした。
手づくりすると、なんでも喜んでくれる子ども達です。

来週も、お天気だといいね。
posted by たみ at 13:35| Comment(0) | 畑の教室

2009年03月10日

麦ふみこどもたち


田んぼのうらだから、
秋の終わりにまいた麦が15センチくらい伸びてきました。

小麦と大麦をつくっています。

農業普及センターの高木さんに、
「そろそろ麦ふみ、してくださいね。」と笑顔で言われました。

早速、畑の教室のこどもたちと一緒に
麦ふみをしてきました。

不思議なもので、
麦は踏まないと大きくて立派な麦にならないのです。

こどもの頃、はだしのゲンという漫画に、麦ふみを人生に例えて
踏まれても踏まれても強く生きろ、とお父さんがゲンに言うシーンがあって(たぶん)
それが忘れられなかったので、
小さいときから麦は踏むもんだと思っていました。

それに、だいすきな作家のいしいしんじさんの本に、
『麦ふみクーツェ』という本があって、
クーツェが、
「トントトン、トントトン」と麦ふみの音を聞くのです。
だから、お話の中に出てくる麦ふみをできるのがうれしくて、
待ち遠しく感じていました。

でも、案外常識ではないようで、
「そろそろ、麦ふみせなあかんな」と私が言うと、
旦那さんは、「なんで?!」といってました。
知らなかったみたいです。

さて、こどもたちを麦畑につれていくと、
大はしゃぎでした。

はしったり、転んだりしながら麦を踏んでいきます。


遊びにきてくれた大原在住ハービストのベニシアさんも一緒に麦ふみ。


麦畑でおやつ。

人参ケーキと、壬生菜とハチミツのケーキ。

秘密基地の小屋は扉がついて、完成間近。



こどものときの体験って、
大人になっても忘れません。
いま、私たちが大原のこどもと本気になって遊んでいることが
きっと将来、彼らにとってのなつかしい思い出になってると思うのです。
というより、思い出以上にしっかりとした人間関係として
つながり続けていくのではないかと思うのです。

毎週続けているこの畑の教室ですが、
丸3年がすぎようとしています。
毎週毎週決まった時間を、
大原のこどもたちに捧げています。

見方によっては、
無駄なこと。
めんどくさいこと。
参加費はもらってるけど(一人当たり月千円)
ほとんどボランティア。
私は週に一度の休みの日だから、ほんとはもっと休みたい。
なんでやるん?

けどですね、私たちが3年間毎週開催しているということは、
こどもたちも3年間、毎週通ってきてくれたということ。
これって、すごい人間関係ではないですか。


こどもはやがて大人になります。

大人になった彼らと、どんなつきあいをしているんだろう。

と思うと、やめられません。


たみ
posted by たみ at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 畑の教室